2017年08月11日

100均のクーラーボックスで簡易クーラーを作ってみた

クーラーボックスに保冷剤を入れて、上部から暑い風が入り、下部から冷たい空気が出ていくというもの。

Youtubeで100均ダイソーのクーラーボックスで作るというのを見て、


これに使われているダイソー扇風機、使ってるわ、って思って、
cooler01.jpg
涼しくなるなら作ってみよう。

って思ったんだけど、貧乏性がでてきて
使っている扇風機を奪われるのはちょっとな。。。
そういえば使っていないPCファンがあるけど、これで代わりにならないだろうかと。

で、調べてみたらPCファンで簡易クーラーを作っている人も多いな。できるんじゃないか。







材料


100均ダイソーでクーラーボックスを購入。税抜¥150。
cooler04.jpg
100均で、保冷剤を立てて置くために、まな板たてと、
USB充電ケーブルを購入。
cooler06.jpg
送出口として、ホームセンターでL字型の塩ビパイプを購入。

PCファンのカバー用には、家にあった園芸用の鉢底ネットを使う。
保冷剤も家にあるものを使う。
これでカッターとホットボンドを使って工作する。
あと、テスターはあったほうがいい。


しかし、心配事はある。
  • PCファンを動かすには、USB電源を使おう。楽だから。
  • PCファンは12v電源だけど、USBからは5v電源しかとれない。
  • そもそも5v電源で、このPCファンは回るのだろうか。
  • 回ったとして、十分な風力は得られるのだろうか。



まぁ試してみてみよう。
PCファンはこれ。
cooler02.jpg

80mm角の静音タイプ。
小さくて、静かな。その分、風量も弱い。。。
不安。



製作


まずは、穴をあける場所の位置決め。
風を上から送り込んで、下から送出するのだろうけど、
風量が心配なので、中で溜めて冷たくなった空気が漏れ出すようなイメージでつくることにした。
cooler03.png
加工をクーラーボックスの蓋だけで済むせることで、
簡易クーラーとしてはいまいちだったとしてもボックスとしては再利用しやすいという算段。


念のため、扇風機で風を送りこむことができるようにサイズだけは確認。
cooler04.jpg
蓋の枠にぴったりとはまっているように見えるが、実際には無理矢理押し込んでいる。

では、PCファンを使って穴をあける位置を決める。
cooler05.jpg
80mmサイズでちょうどいい大きさだった。

これに送出口となる場所を塩ビパイプで位置決めする。
あとはカッターで切って穴をあけて納めてみる。
cooler07.jpg


鉢底ネットをファンのサイズにカットして、蓋をすれば完成。
cooler11.jpg


次に、USBケーブルの加工。
cooler08.jpg
MicroUSBコネクタ側をカットして、ケーブルを剥き出す。
テスターで配線を確認。

PCファン側のコネクタの配線は
cooler09.jpg

普通はハンダでつけるけど、
ここでも貧乏性がでて、あとからPCファンとして復帰できるように、
PCファン側は加工せずに、強引にコネクタ側に銅線を差し込みホットボンドで固めた。
cooler10.jpg
見た目はともかく、
簡易クーラーとして使わなくなれば、ホットボンドで固めたところを強引に剥がせば、PCファンとして復帰できる。

USBを挿して電源を入れてみると、PCファンが回った。
が、予想通りに微風。超微風。

とりあえず、保冷剤を納めて、冷気を期待してみる。
cooler12.jpg

冷気が漏れ出してくるという表現がぴったり。

cooler13.jpg


期待通りといえばそうだが、
やっぱりこんなものかと言う達成感を感じない気持ち。
とりあえず、机の脚元において過ごしてみる。
PCの排気の熱を取りこみ、冷気に変換してくれているのか、ちょっと冷えている気がする。

なんか役に立っているかも。


まとめ


さすがに一気に冷やしてくれるという訳にはいかないが、それなりに活躍はしてくれているみたい。
静音ファンが低い電圧で動いているので、回転音がほぼしない。静か。
5v→12vに変換してもっとパワーアップさせて動かそうかと思ったけど、いまのままでもいいかな。
たまにファンが回らないときがあるが、そのときは指でファンを回すと動き出す。初動の力が足りないみたい。いいよ、これぐらいは手で動かすよ。



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2017年08月08日

100均材料で 折りたたみできる撮影ボックスを作成

物を撮影するときに光源の位置で、
影が気になったり、反射が気になったり、周囲の映り込みが気になったり、
気になることが多すぎる。

簡易的なもので良いので撮影ボックスが欲しいなぁと常々思っていた。
常時、撮影に勤しむわけではないので、折りたたみできることは必須の要素。



値段も手ごろなので購入しようかなと思っていたところ、
結構、自作している人も多い。
欲しいサイズは小ぶりの撮影ボックスで、自作ならちょうどそれぐらいのサイズ感。
それなら100均で材料そろえて試してみよう。



材料


材料はセリアで購入。
  1. プラダン x 5枚
    box01.jpg
    プラダンと呼ばれる、プラスチック段ボール。カラーボックスのドアに使う目的に販売されているやつが手ごろなサイズで、クリアカラーだったのでちょうど良かった。

  2. 模造紙
    box02.jpg
    とりあえず白色の紙を準備したけど、布でも良いと思うし、色がついた紙とかをつかえば雰囲気がでると思う。

  3. 面ファスナー
    box03.jpg
    折りたためるように作るため、面の固定用に使う。
    どれぐらい使うのかわからなかったので4本分購入してみたけど、使ったのは1本だけだった。

  4. 両面テープ
    プラスチックに使えるやつ。
    家にあるものを使ったけど、プラスチックは不向きって書いてあった。けど、固定できたのでそのまま使っている。

  5. クリップ
    後から必要になった。とりあえず洗濯ばさみで代用した。

  6. その他
    • 瞬間接着剤があったほうがいい
    • カッター
    • 定規
    • カッター使うので、カッターマットまたは傷つかないようにする何か







製図


展開図


真ん中が底面、その上が背面。上面は絵の空きスペースの関係で下に描いた。
box04.jpg


グレーは面と面をくっつけるのりしろ部分。両面テープ等でかためる。
水色はプラダンを直角に当てる箇所。なのでプラダンの厚み3mm幅とっている。ここは瞬間接着剤でつけると良い。普通の接着剤でもいいが固定するのに苦労する。
黄色は前面のフラップになる。
紫は不要な部分。
赤線にカッターで切れ込みを入れ、折る。山折り(鎖線)、谷折り(破線)ある。カッターで切れ込みを入れる面に注意。



底面拡大図


底面を上から見た図。
底面はすべて谷折り。裏側からカットを入れ、内側に向けて折り込む。
折りたためるように2箇所カットし、コの字型にまげている。
裏側にカットを入れるので、作業するために裏側に向けたときには図面と左右逆になることに注意。
box05.jpg





左側面拡大図


上側が背面と接続。右側は底面と接続。
上部の山折り線は、折りたたむときに底面とぶつかる部分を避けるための折りたたみ。
下部のフラップ部分は、くみ上げたときに前面の空いた口を隠すように谷折り。
box06.jpg


右側面拡大図


左側面と対称。
box07.jpg





背面


左右ののりしろは側面との接続部分。山折りで後ろ側に折り込む。側面ののりしろと重なるのでクリップでとめる。
当初は、面ファスナーで引っ付けようと思ったが、思った以上に面ファスナーに厚みがあり、隙間が大きかったのでやめてクリップでとめることにした。
box08.jpg



上面


のりしろ部分は側面、背面を覆うように山折りで折り込む。
側面との接続部分は、面ファスナーでとめる。背面は覆うだけ。
box09.jpg




折りたたんだときの断面


ミリ単位でプラダンをカットしたり、折ったりする技術はないので絵にかいた餅なんだけど、目指す形はこんな断面。
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作業


まずはプラダン5枚を 370mm x 270mm のサイズにカット。
もともとが扉用なので取って部分になる丸い穴がある。そこまでがちょうど370mm。
box10.jpg

多少のずれは気にしない。
もともとミリ単位で正確にカットや折りまげができるわけではないので、正確にカットするという気持ちだけもって作業。

山折り・谷折りを考えて、切れ込み入れる面に注意する。

カッターで切れ込みを入れるときは、プラダンなので、一発で裁断することは無い。なので、あまり気を使わずカッターで切れ込みを入れる。切れ込みを入れたら丁寧に折り曲げる。
プラダンをミリ単位でカットしたり、きれいに折り曲げるのは難しいので、
だいたいの形で組み上げて、干渉する箇所があればカットして整えていく感じで組み上げる。


ピンぼけしてるけど、組み上げた状態。
box12.jpg
クリップがなかったので背面と側面の接続には洗濯ばさみを代用。


模造紙をセット。
模造紙は折って、背面に引っ掛けている。弧を描く感じで垂らすだけ。
bo13.jpg


上面を被せたら完成。
box14.jpg

上面と側面の接続部分は面ファスナーを使っている。
box15.jpg




折りたたみ


  1. 上面を外し、

  2. 左側面を折りたたむ。
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  3. 右側面を同じように折りたたむ。

  4. 背面を折りたたむ。
    box17.jpg
  5. 最後に上面をのせて、終了。
    box18.jpg


やはり、きっちりとは折りたためないが、邪魔にならないように片づけることが可能な大きさにはなるので十分。





使ってみた


まず撮影ボックス無しの場合、
box19.jpg
影が濃くでてるし、下地の映り込みがわかる。

撮影ボックス有りの場合、
box20.jpg
影が薄い。光源が右側にあるが、左側もきれいに映っている。
下地が白いので映込みが目立たない。






まとめ


撮影ボックスの効果がはっきりとわかって作成してよかった。
ライトは設置してないので、そこは必要に応じて用意することにする。
材料費も両面テープや、接着剤、クリップなどを買ったとしても1000円程度に収まるのでコスパは結構いいと思う。

もし撮影ボックスの設置スペースがあり、折りたたまなくてもいいのであれば、プラダンを適当なサイズにカットして、テープで貼り付けるだけで形になるので、それが一番簡単。


ラベル:自作 100均 カメラ DIY
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2017年07月11日

3.5mmステレオジャック オーディオセレクタ を自作する

パソコンとタブレットから音声出力させるときに、ヘッドホンとイヤホンを使っているが切り替えて使うことや、ケーブルが邪魔で仕方がない。
タブレット→パソコンへBluetoothで音を飛ばして音声出力の一本化をしてみたが、タブレット側でWifiの通信が阻害され、音声がクラウドにある場合にストレスが酷いのでやめた。

で、次に考えたのがオーディオセレクタ。

値段も手ごろでこれで良いかと思っていたが、ノイズが酷いとかプッシュ式のスイッチが効かないとかレビューがあって購入を悩んでいたが、もっと検索していたら結構オーディオセレクタの自作ネタがひっかかる。
費用もオーディオセレクタよりも抑えられ、既製品を買って失敗するよりは良いかなと自作することにした。

現在の音声入力はメインはデスクトップPCとタブレットの2本だが、ノートPCとTVもあるので最大4本の音声入力ができるように、3.5mmのステレオミニジャックの入力4 出力1でロータリースイッチを使って切り替えるオーディオセレクタを作成することにした。







パーツ購入


電子部品は千石電商ネット通販で購入。
ケースは、100均のセリアで手ごろサイズで、加工し易そうな箱があったので購入。
種類品名値段
ロータリースイッチアルプス電気 SRRN142100
3回路4接点
audioselector01.jpg
¥399 x 1
3.5mm ステレオジャックマル信無線電機 MJ-073Haudioselector02.jpg¥74 x 5
つまみMAV C-1S
シャフト径:φ6.1mm
audioselector03.jpg
¥168 x 1
ケーブル協和ハーモネット RKV 0.3×4列 L-1 4
芯リボンケーブル(4色カラー) 1m
audioselector04.jpg
¥250 x 1
上記4点送料¥432
ケース縦66mm x 横66mm x 高さ66mmaudioselector05.jpg¥108 x 1
合計¥1727





その他の作業に必要なもの、
半田ごて、ハンダ、六角レンチ(つまみの固定用)、電動ドリル(ケース穴あけ用)は手持ちのものを使用。
あと、あると便利なものは、マスキングテープ(ケース穴あけの位置決め)、テスター(導通チェック用)、グルーガン(半田付け箇所の補強)。




配線


ロータリースイッチの回路図から確認。
この図面は、軸側から見た番号になる。「C」の位置が共通の端子。
audioselector07.png

「C」を出力端子に割り当て、今回はこのように割り当てた。
(上図とは逆から見た絵)
audioselector06.jpg

3.5mmステレオジャックのTSRは以下。
audioselector08.jpg

audioselector13.jpg



以下の配線とした。
audioselector12.png





作業


ケースに電動ドリルで、3.5mmステレオジャック取り付け用の穴 x 5箇所 と、
ロータリースイッチの軸を通す穴 x 1個と、スイッチ回り止めの穴 x 1個をあける。

これが一番苦労した。手持ちのドリルでは十分な大きさのサイズが無かったので、最後はドリルを斜めに入れたりしながら無理矢理に削った。勢いあまってケースを少し傷つけてしまった。

あとはケーブルを切って、半田付けして、ケースに収めるのだが、
ケースに取り付ける順番を考えながら半田付けする。
グルーガンで半田付け箇所を補強したけど、見た目がいまいち。修行が足りない。

つまみの側部に六角レンチで締め付けれるねじがあるので、ロータリースイッチの軸を締め付けることで固定。

で、完成。
audioselector10.jpgaudioselector11.jpg

透明ケースなので、ケーブルが丸見えでごちゃごちゃしていたりするが、それは想定通り。
いまいちなのはグルーガンの技術。中身が丸見えなので見栄えが悪い。技術不足。
あと、ロータリースイッチの軸が長くて、つまみが浮いている感じになっているのが気になる。少し軸をカットするともう少し見栄えが良くなると思う。
改善したいところはあるが、全体的にコンパクトにできあがったので大満足。





まとめ


手順を残すために、これを書きながら、そしてロータリスイッチの導通確認をしながら作業したので、半日仕事。部品代は¥2000弱だが、手間賃を入れたら、それなりの金額。試作品作りだと思えば、こんなものか。
次に作るときがあれば、今回の反省を踏まえて必要なものをそろえておけば、実質作業は短時間になるだろう。
とは言え、この段階でも既製品と同じぐらいなので、十分じゃないだろうか。

そして、自作しているので壊れても修理がきくメリットがあるし、何より一番のメリットはノイズが気にならないというのが気持ちがいい。

posted by Zorinos at 20:00| Comment(0) | DIY | 更新情報をチェックする
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