OSを入手
Ubuntuダウンロードサイト等からPCにインストールする際のISOイメージを入手すればよい。
新規仮想マシン(ゲストOS)の作成
ゲストOSをインストールためには、
インストールする箱である仮想マシン(最大で32個の仮想CPUをサポートできる)を予め作る必要があります。
(参考:Features overview)
Ubuntu 16.04を使って説明していきます。
左上にある「新規」ボタンをクリック。

仮想マシン作成ウィザードが起動するので、沿って入れていく。
[名前とオペレーティングシステム]

名前:作成する仮想マシン名(わかり易い名前をつける)
タイプ:Linux
バージョン:Ubuntu(64-bit)
※適切に判別できる名前だと[タイプ]と[バージョン]が自動的に設定されます。
[メモリーサイズ]

[タイプ]と[バージョン]により、必要最低限のメモリサイズが自動的に設定されます。
ホスト側のリソースとの兼ね合いとなります。後から変更もできます。
[ハードドライブ]

[仮想ハードドライブを作成する]を選択する。
[ハードドライブのファイルタイプ]

VirtualBoxでは様々なタイプの仮想ハードディスクが扱えるが、
他の仮想ソフトウェアを使用してなければ、VirtualBox形式である「VDI」を選択する。
[物理ハードドライブにあるストレージ]

可変サイズ:ゲストOSで使われた分だけ、ホストOS側のハードディスクが使われる。
固定サイズ:指定したサイズ分、即座に確保し使われる。ディスクアクセスのパフォーマンスが良い。
可変サイズのほうが使用分だけ使わるので、
ゲストOSの使用量が少なければ、それだけホストOS側を圧迫しない。
[ファイルの場所とサイズ]

ゲストOSの仮想ハードディスクは、ホストOS側から見たら単なるファイルとして見える。
そのファイルの保存場所を指定する。
仮想ハードディスクが作成場所は、デフォルトでは
"C:\Users\[ユーザー名]\VirtualBox VMs\[仮想マシン名]" の下に作成されます。
仮想ハードディスクの保存場所を変更したい場合はここで変更する。
右上のフォルダのアイコンをクリックして指定。
仮想ハードドライブのサイズはデフォルト値が予め設定してある。
ホストOS側との兼ね合いでサイズ変更しておく。
[作成]をクリックし、仮想マシンを作成する。
作成した仮想マシンがリストに表示されています。

仮想マシンにインストールディスクをマウント
ダウンロードしたISOイメージファイルをマウントして、
インストールする準備をする。
[設定] ボタンをクリック。

左欄 [ストレージ] を選択し、
コントローラ:IDEから「空」となっているCD/DVDドライブを選択。

一番右にあるディスクアイコンをクリック。

[仮想光学ディスクファイルを選択] を選ぶ。

ダイアログが開くので、ダウンロードしたISOイメージファイルを選択する。
ゲストOSのCD/DVDドライブに、インストールディスクがマウントされる。

仮想マシンにOSをインストール
インストールディスクをマウントしたゲストをOSを選択し、
[起動] ボタンをクリックする。

インストーラーが起動するので、あとはインストール作業を進めていく。

インストール完了後に再起動を求められ、再起動実行のボタンをクリックした場合に、
終了せず、自動的に起き上がってこない場合は、手動で電源断を行えばよい。
対象ゲストOSを選択し、右クリック。
[閉じる] - [電源オフ] を実行。

確認ダイアログが出れば、[電源オフ] を選択する。

Guest Additions のインストール
ゲストOSをもっと便利に使うために、
ホストOS上の共有フォルダ設定、ホストOSとのクリップボードの共有や、
高解像度・大画面表示ができるように設定しましょう。
そのためには、"Guest Additions" をインストールします。
(参考:Guest Additions)
ゲストOSを起動し、
メニューバーから [デバイス] - [Guest AdditionsのCDイメージの挿入] をクリック。

ちなみに、"Guest AdditionsのCDイメージ"は、
VirtualBox プログラムフォルダ内にあります。
C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxGuestAdditions.iso
あとはAutoRunで起動するので、順に進める。




"Press Return to close this window ..." が表示されたら、
リターンキーを押して終了させれば完了です。
マウントしたCDイメージは不要なので取り出しておく。

※AutoRunで起動しなかった場合、
端末から、"Guest Additions"のマウントポイントに移動し
インストールスクリプトを実行すれば大丈夫です。
ただし、マウントポイントはディストリビューションによって異なると思うので、
dfコマンドで調べるとよいです。
cd /media/hogehoge/VBOXADDITIONS_5.1.22_115126
sudo ./VBoxLinuxAdditions.run
ホストOSとゲストOSでクリップボードを共有する
Guest Additionsのインストールが必須です。
[設定] ボタンをクリック。

左欄 [一般] を選択し、[高度] タブを選択する。

[クリップボードの共有]から、「双方向」を選んでおけば良い。

これでホストOSとゲストOSで便利にコピペができるようになる。
ホストOS上に共有フォルダを設定する
Guest Additionsのインストールが必須です。
[設定] ボタンをクリック。

左欄 [共有フォルダー] を選択し、
右上のフォルダアイコンをクリック。

共有フォルダ追加のダイアログが開く。
[フォルダーのパス] から
ゲストOSとの共有フォルダに設定する場所を指定する。

共有フォルダ名称はデフォルトでは、フォルダの名称になっているので、
異なる名前をつけたいのであれば変更しておく。

自動マウントにチェックを入れておくと便利なので、チェックを入れておく。
読み込み専用にしたいのであれば、チェックをいれておく。
ゲストOSを起動させ、共有フォルダを確認する。
共有フォルダは、/media にマウントされている。
ホストOS側で作成したフォルダ名に、"sf_" が付加されたディレクトリ名がマウントされる。
drwxrwx--- 1 root vboxsf 4096 5月 18 12:40 sf_VMshare/ |
上記の通り、共有フォルダは "vboxsf" グループ として設定されている。
このままではアクセス権がないので、自分のアカウントをグループに追加しておく。
sudo gpasswd -a hogehoge vboxsf
変更を有効にするために、一度ログアウトする。
再度ログインすれば、共有フォルダにアクセスできるようになっている。
ゲストOSを削除する
追加したゲストOSを選択し、右クリック。
[除去] を選択する。

以降、ゲストOSを使うこともないのであれば
バッサリと [すべてのファイルを削除] を選択。
再度使う可能性があれば、[除去のみ] にしておく。

VirtualBoxをインストール
VirtualBox: ネットワーク設定